モズの早贄を探す日々の記録『はやにえ日記』、架空の文芸誌『魚は銃をもてない』、『パレスチナのことを話し続けるzine』などを販売します。
画像をクリックすると拡大します。
糸川乃衣(いとかわ・のえ)と申します。
人間と人間以外の生き物の関係をはじめとする様々な力の不均衡をしんどく感じており、小説を通じてこれをちびっとずつでも均してゆけないだろうか、とか、小説だけじゃ足りないから苦手だけれど行動もしてゆかなくちゃな、などというようなことを日々考えています。
当日は以下の本たちと参加する予定です。よろしくお願いいたします。
▶︎糸川乃衣『はやにえ日記』
2023年1月に行われた「星々の集い」内のトークイベントにて、「自分で本を作る予定はありますか?」とのご質問をいただきました。その際に「ありません」と即答した私が、それから1年も経たないうちに作った初めての個人誌が『はやにえ日記』です。この間の心境の変化については、本のなかに書きました。あの後ろ向きなトークを聞いてくださった方にお読みいただけたら嬉しいです。(現在は、自分で本を作るって最高!なぜなら自分の好きなことを好きなだけ詰めこめるから!と思っています)
内容は、モズのはやにえを探す日々の記録です。日記、エッセイ、はやにえを題材にした短いお話などが入っています。
▶︎架空の文藝誌「魚は銃をもてない」2024.05号(みみず書房)
架空の文藝誌です。架空の文学賞の結果発表、架空の文庫レーベル総解説など、架空てんこもりの一冊。私は日記形式の短編小説「ハヤニエニッキ」を寄稿しました。2023年の終わりから2024年の入り口あたりの、世界と私とはやにえの記録です。もちろん架空の、です。
▶︎乾あまぐつ『アンパン狩り』(みみず書房)
「魚は銃をもてない」の主宰のおひとり、乾あまぐつさんによるマイクロノベル集。とても好きな本なので、「魚は銃をもてない」と一緒に置かせていただきます。
「直径数千キロメートルもあるアップルパイが墜ちてきて地球が滅んだり(アップルパイの午後)、ぬいぐるみ病になった夫の亡骸をこっそり別のぬいぐるみと入れ替えたり(ぬいぐるみのお葬式)、野生化したルンバに街をメチャクチャにされたり(ルンバに支配された街)、もしかするとあなたの現実だったかもしれない架空の出来事やモノたちを描いた全168篇のマイクロノベル集。」(版元紹介文より)
▶︎『パレスチナのことを話し続けるzine』(パレスチナのためのブックラブ)
エッセイ、小説、イラスト、短歌など寄稿者35名によるパレスチナに連帯するzine。 糸川は「私は物語を殺さない」という文章で参加しています。パレスチナで起きている民族浄化と虐殺に物語が深く関わっていると知って以降、お話を作る/受けとる者として考えてきたことを書きました。無邪気に物語を読んだり作ったりしてきた私が、パレスチナで起きていることをきっかけにフィクションの虚しさを痛感し、邪悪さを思い知らされ、それでもこいつとやってゆくんだと決めるまでの話です。売り上げは全額パレスチナに寄付します。
加えて、有志の方々が作成されたパレスチナについて知るための資料数種を無料配布いたします。
辛い状況に胸を痛めている方、自分にできることを探している方、どうかお立ち寄りください。私やあなたの持つひとりぶんの力は小さなものですが、それは決して、無力ではありません。
※『はやにえ日記』と『パレスチナのことを話し続けるzine』の売り上げは、全額パレスチナに寄付します。
具体的な寄付先は、
・UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)
・JVC(日本ボランティアセンター)
・国境なき医師団
・クラウドファンディングのプラットフォーム"GoFundMe"で生活資金や避難のための支援を募っている個人の方(身元確認済み)
を予定しています。現地の状況次第ですが、現時点では、ほぼ全額をGoFundMeへの送金にあてるつもりです。
卓上に募金箱も設置します。お心寄せいただけますと幸いです。
この記事をシェア